小原流いけばな教室 坂上社中 生徒募集中です!
小原流について

小原流は明治30年頃、初代家元小原雲心がこれまでのいけばなにはない「盛花」という挿法を提唱したことから始まりました。これまでのいけばなが立華にみられるように根本を1つにまとめた生け方のみだったのにたいして、初代雲心が提唱した「盛花」は根本を平面上に広げ花を水盤上に盛るようにいけたのです。
これは当時のいけばな界においては画期的な出来事でした。
当時はようやく西洋の花が日本に輸入されるようになった時代でしたが、初代雲心の盛花は当時の上流階級の家庭において必要とされるものとしてまたたく間に広がっていったのです。そしてその挿法は二世家元光雲、三世家元豊雲と引き継がれ時代と共に変化していったのです。
その後四世家元夏樹の提唱した花意匠は、新しい21世紀を見据えたいけばなの挿法として今日に引き継がれようとしています。現在の小原流は、五世家元宏貴の元、小原流のいけばなは伝統を伝えつつも、新しい時代を見据えて活動しているのです。
尚、現在日本に約170支部、海外に約50支部もの小原流支部が活躍しております。

カリキュラムについて

小原流は全国どこでも同一の指導が受けられるようにカリキュラムが統一されています。
指導を受ける頻度や個人の進み具合によって若干の変化はありますが、およそ2年で指導者としての資格を取る事ができます。
また、各支部毎に研究会といって年に6回(支部によって回数が変わります)の勉強会を行い互いの技術を磨いています。また一定に資格に達すると地区別研究会や研修1期、その他伝承花講座、琳波調いけばな講座などより高度な技術を学ぶ場も与えられ、毎年沢山の人が技術を学ぶため集っています。

小原流のいけばなについて

現在いけばな形式区分として4つの区分に別れており、その中でもいろんな分類がされています。
ただおおまかに区別するなら、花を色彩を重視した挿法、様式美を重視した挿法、機能美を重視した挿法に別れます。資格ごとに教科書がありますのでそれを参考にしていただけばいいのですが、
やはり手から手へと学んでいかないと理解するのは難しいでしょう。
だからこそ1つ1つの基礎を学び自分のモノのなった時の喜びは大きいのです。

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